肌真珠と濃厚本舗のライバル関係

ハイドロキノン

「安定型」それとも「純」ハイドロキノン?ハダパールvs濃厚本舗

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肌真珠(ハダパール)はハイドロキノンを配合した化粧品。楽天ランキングで1位獲得の実績を持つ人気商品だ。

しかし、楽天ランキング1位の実績を持つ商品は他にもある。しかも同じくハイドロキノン配合のライバル商品の中にも……。

私がこうして楽天でハイドロキノン配合化粧品を、あれやこれやと吟味してる今時点では、NOKOホワイトクリーム(濃厚本舗)が売り上げを伸ばしているようである。

そして、肌真珠(ハダパール)とNOKOホワイトクリームの間には、単に売り上げ面でのライバル関係だけではない、もっと本質的な対立構造があることに気がついた。

肌真珠(ハダパール)とNOKOホワイトクリームの基本スペック比較

まずは基本スペックを確認しておこう。

肌真珠(ハダパール)
価格:2,962 円
ハイドロキノン濃度:5%
容量:5g
※30日間使用でき、1日あたりで換算すると約98円
NOKOホワイトクリーム
価格:1,296円
ハイドロキノン濃度:2%
容量:30g
※3カ月間使用でき、1日あたりで換算すると約14円

とこのようになっている。ハイドロキノン濃度では肌真珠は医療用に用いられるのと同等の5%。一方のNOKOホワイトクリームは2%と差がある。

しかし、価格の比較では肌真珠は1日あたり7倍も高い。もちろん濃度3%の違いに7倍の値段を払う価値があると考えるユーザーも大勢いるだろう。一方で、濃度の違いにそこまでこだわらないユーザーはNOKOホワイトクリームを選ぶかもしれない。

甲乙つけがたい勝負。「何か決め手になる強みが欲しい……」。両経営陣はお互いにそう考えたのではないだろうか。

そして。。。。

純ハイドロキノンvs.安定型ハイドロキノン

本質的な対立構造とは、「優れたハイドロキノンとは何か」に関する考え方の違いのこと。

一方が良いと言うものを、もう一方は悪いといい。一方が悪いというものを、もう一方が良いという。意見が見事に割れているのだ。

純ハイドロキノンの優位性とは

NOKOホワイトクリームは純ハイドロキノンを売りにしている。

それによると、安定型ハイドロキノンはハイドロキノンの含有量で劣っているという。安定型ハイドロキノンは約30%のハイドロキノンと、約70%の合成界面活性剤でできている。そのため仮に5%濃度のハイドロキノンだとしても、その内の3.5%は合成界面活性剤で、ハイドロキノン部分は1.5%にすぎないと。

それに対して純ハイドロキノンは2%の濃度であればその全てがハイドロキノンになる。なお純ハイドロキノンは酵素分子が通りにくい植物成分で精密に乳化させることでハイドロキノンの酸化を防ぎ安定化させているという。

 

安定型ハイドロキノンの優位性とは

このように濃厚本舗がこてんぱんにしてしまった安定型ハイドロキノンだが、肌真珠(ハダパール)側の見解は正反対だ。

◎純ハイドロキノン
保存時、塗布時に酸化しやすいだけでなく、肌に短時間で浸透しようとするので刺激を感じやすい。
◎安定型ハイドロキノンSHO-1
酸化や熱に強く、少しずつ溶け出してゆっくり時間をかけて浸透するので刺激を感じにくい。

濃厚本舗の説では安定型に含まれる合成界面活性剤は成分を水増しする要素のような扱われ方だった。一方、肌真珠(ハダパール)側の説では、安定性を高めるには専門的な技術が必要でどうしてもコストが高くなるが、肌の負担軽減を最優先するなら安定型が良いと言っている。要するに安定型ではない純ハイドロキノンは肌への負担を考慮しない、安かろう悪かろうの製品だと言わんばかりである(もちろんこのような表現はしていないが)。

まとめ

果たして優れているのは純ハイドロキノンなのか、それとも安定型ハイドロキノンなのか。残念ながら、ここではまだその答えを出す準備はできていない。

いずれにしても2つの製品、あるいは2つの設計思想の優劣は、今後市場によって判断がくだされるに違いない。効果がなかったり、肌の刺激が強すぎるものは、目の肥えたユーザーの支持を集め続けることはできないのだから。

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